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フリーダムデザイン

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『 柿 渋 』

2006.07.01

小池 康也

Yasunari Koike

いよいよ梅雨の季節に入りましたね。
気分も体調も気を付けないといけない季節です。

今回は、無添加住宅では
防腐・防虫・塗料として使用している『柿渋』についてのお話をしたいと思います。

無添加住宅では、
キッチンや洗面化粧台の天板を天然石をカットして
「石天板」を標準仕様にしています。

こちらのキッチンの写真は、NRAハウジングさんのハウスクエア横浜展示場です。
(実際のキッチンをご覧になられると更に良いです)

「安全で安心できる健康的な住まいを
できるかぎり多くの方へ適正価格で提供する」は
無添加住宅の重要なコンセプトのひとつ
ですが、
石天板を皆さんへ提供するために、石を海外でカットして輸入している為に、
納期に2ヶ月程度の時間が掛かります。

無添加ギャラリーのキッチンは、
「納期を考えるとオープンに間にあわない」と言う事もあって
「木製天板(!)」になっています。

木製の天板も他で見た事が無いので、好評です。

セミナーで来場された秋田社長から、
「木製天板に柿渋と油を塗ると、柿渋が樹脂化するので、
木製であっても今後一切手入れ不要になりますよ
                             とアドバイスを受けました。

無添加住宅 代理店である飛島建設さんが展開している
無添加リフォームマンション『エムプラス』でも、
「柿渋仕上げ天板」をキッチンの天板に採用されているとの事でした。

無添加工務担当の一笠君から塗装の技術指導を受けながら、
スタッフ全員で柿渋を塗ってみることにしました。


東坊さんから聞いてはいましたが、
乾くまでは、この柿渋からは強い臭いが・・。
(でも、臭いけど嫌な化学臭とは全く違う臭いですからご安心ください)

塗った後はこんな感じです

柿渋は、
陽の光を浴びて時間の経過と共に色が強くなっていく性質があります。
自然素材って、経年変化で色が深くなったりして『味が出てくる』のが特徴ですね。

今はこんな感じで、良い感じです
(写真だと分かりづらいですね。実物を是非ギャラリーへ見学にお出で下さい)

現在は、天板に水を掛けると水をはじき返すようになりました。

柿渋の効能は、「番傘」でも利用されていました。(昔の人は賢いですね)
番傘には、柿渋と椿油が塗られていて、
紙の油と化学反応して樹脂化して撥水機能を発揮します。

私たちも、新聞紙に柿渋とオリーブオイルを塗って実験しました。

水を掛けるとやはり、水をぱらぱらとはじきます!

何だか本当に不思議ですが、自然の力に驚きます。

漆喰をバーナーで焼く実験や、生石灰ぶくぶく実験もそうですが、
理科の実験で歓声を上げていた頃の様に、驚きながらも楽しんでしまいます。

「この驚きや感心したこと」、
「自然素材の持つ力」、
「こんなに体に優しいものだけでも家は作れること」、
                    を出来るだけ多くの方にも知ってもらいたいと思います。

7月2日(日)は、この無添加住宅を開発した秋田憲司社長のドキュメンタリー番組
『夢の扉』が18:30~IBC6チャンネルで放映されます。

皆さん是非ご覧下さい。

小池 康也

Yasunari Koike

趣味:

ソシアルダンス、パーソナルジムで筋トレ、レイトショーで一人映画鑑賞、美しいものを眺めること

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