小池 康也
Yasunari Koike
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BLOG
2006.08.17
小池 康也
Yasunari Koike
このブログでご案内した「クールーフ」で屋根を葺きました。
今回は、兵庫県西宮市から無添加住宅の施工をずっと手がけている職人さんに
技術指導にも来て頂いて施工に臨みました。
8月の日差しをあびた天然石の屋根材はキラキラと光っています。
(こんなところでも感激してしまいました)
是非、無添加住宅展示場が完成した際には、見学においで下さい。
(工事途中でもご覧になられたい方は、お気軽にお申し出下さい)
そもそも、このクールーフ
スペインとフランスの間にアンドーラという国(ものすごく寒い所らしいです)があり、
現地の家の屋根は全て天然石で葺かれていて、
しかも築300年を経った家でも全く美観を損なわない様子(!)を、
秋田社長がご覧になり日本で石を葺いてみたと聞いています。
盛岡では、屋根材といえば「メッキ鋼板」がほとんどですが、
他の地域では人工スレートが主流です。この材料は、セメントと石綿を焼き固めたものです。
石綿はアスベストではありませんが、両方とも構造的には良く似ています。
人工スレートは10年程度で退色が始まります。
鉄板葺も耐久性はかなり良くなっている様ですが、
やはり10年経過したら塗装が必要な様です。
実は、つい先日盛岡市小鳥沢団地で築10年のスレート葺きの屋根が
ボロボロになっているのを偶然拝見したばかりです。
(お住まいをお手伝いする立場としては、見るのが辛い場面でもありました)
やはり、工業化製品は時間の経過と共に、風化は避けられないですね。
天然石であれば、何百年経過しても退色するはずがありません。
もちろん、住まいは何かしらのお手入れは必ず必要になってきます。
(お手入れの頻度は、圧倒的に無添加住宅のほうが多く必要だと思います)
しかし、時間の経過と共に「ボロボロになっていくもの」と、
時間の経過と共に「味や風格が出てくるもの」はあると思います。
『年を重ねるごとに味わいを増す自然素材の家』
『時間の経過―風化を楽しむ家』
は無添加住宅の重要なコンセプトでもあります。
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