小池 康也
Yasunari Koike
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BLOG
2006.09.26
小池 康也
Yasunari Koike
無添加住宅 展示場は、
外壁・内壁・天井すべてを漆喰で仕上げています。
展示場へご来場いただいた皆さんに、
『 漆喰(しっくい) 』はかなり新鮮に写ったようでした。
「素敵ですねー!」
「不思議な感じがします」
などのご感想を頂きました。
初めての漆喰にご質問が多かったので、
改めて説明をさせていただきます。
このブログで「ハウスダスト」について書いた際に紹介したのですが、
漆喰には防カビ効果、調湿・消臭効果があり
健康には大変望ましい建築素材です。
《質問 ①》
珪藻土と漆喰は同じ種類の素材ですか?
左官屋さんが仕上げるので見た目は似ていますが、
素材の性質は全く異なります。
①珪藻土は中性、漆喰は強アルカリ性。漆喰は防カビ効果が非常に高い。
②珪藻土はそのままでは固まることが出来ないので、合成樹脂等の固化材が必要。
(七輪も珪藻土ですが、高熱で焼き固めています)
漆喰は素材自体で硬化するので、余計なものが必要ありません。
※現場の左官屋さんにお聞きすると、
「漆喰でも化学のりが入っているのがほとんどだよ!」とのこと。
無添加住宅のオリジナル漆喰は「食べれる素材」だけで作っています。
(もちろん、一般の市場には買うことが出来ません。)
③漆喰は、形成されてから更に固まり続ける。
珪藻土は固化材(接着剤)が劣化してくるとボロボロと落ちてくる可能性がある。
(良く砂壁が落ちてきていますが、同じ状況になる可能性がありますね)
《質問 ②》
お手入れは大変なのでしょうか?
通常使われているビニールクロスよりも、
お手入れは楽との印象を持っています。
通常のそうじははたきなどでほこりを落とすだけで十分だと思います。
漆喰が落書きなどで汚れてしまった場合は、
①サンドペーパーなどで削る。
②汚れが全体の場合は、漆喰を上塗りする。
などで対応することが出来ます。
がしかし、
ヨーロッパなどの築200~300年の漆喰の住宅を見ると、
暖炉などのすすなどで、汚れが味になって大変素敵だと思います。
(秋田社長おすすめの本「ヨーロッパの家(全4巻)」が、
無添加ギャラリーでご覧になれます。)
ビニールクロスの場合は、どんどん劣化(ボロボロ)になるだけですよね。
『風化を楽しむ』は、無添加住宅の重要なコンセプトの一つです。
【 追伸 】
「はこいしかおりのたべるのだいすき」は、
お客様から頂戴した無農薬かぼちゃを、とうきゅうの家スタッフ加村さんの手料理編です。
「無添加的生活」は、
無添加ギャラリーでも使っている洗剤「Bio Leaves」です。
自然素材のものって意外と匂いが強いんですよね。
こちらもどうぞご訪問ください。
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