小池 康也
Yasunari Koike
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BLOG
2007.08.31
小池 康也
Yasunari Koike
今週日曜日の、日本経済新聞のトップ記事によれば、
『住宅長寿化へ税優遇』
「国土交通省は中古住宅市場の取引活性化の支援策に。
建物ごとに設計図などの情報をまとめた
”住宅履歴書” の制度作りに2008年どから着手。
”良いものを長く使う” 方式を定着させ、
短命といわれる日本の住宅の寿命を延ばす狙い。」
とのこと。
これは、
日本の住宅の平均寿命は約25~30年。
英国は、75年。 米国は44年。
短すぎる日本の住宅寿命との話題。
「だから少々高くても、しっかりした住宅を建てましょう!」と、
大手ハウスメーカーが好んでプロパガンダする事例でもあります。
確かに建て替えを担当させていただくお宅は、
築30年前後が最も多いように感じています。
そんな中で、先日 ”東京大学 松村秀一教授出前講座” で、
「住宅寿命の統計の方法は、日本とそれ以外の国では違う。
日本の50年代以降の住宅は、十分な耐久性があるし、
日本の住宅寿命は、本当はもっと長いのである。」とのお話を聞きました。
「日本の住宅寿命の統計方法は、
住宅金融公庫を利用して建て替える方の建物の
平均築年数を発表しているので、
日本全体の住宅寿命ではない!
確かに、戦後の焼け野原で”質より量”で、住宅を建てた方達が、
建て替えをした時代があり、その場合は住宅寿命が短かった。
しかし、そうでない場合は特別な仕様でなくても、
多くの方が平均住宅寿命よりも、長く住んでいる。
学生の卒業研究として”古そうな家”に飛び込み訪問し、
実際に調査・研究した結果でもある。」
とのお話でした。
建て替えをする家もあるけど、古い家も沢山ある。
全ての住宅の寿命は、本当にそんなに短いのか?
皆さんは、どの様に感じられますか?
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