小池 康也
Yasunari Koike
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BLOG
2014.10.26
小池 康也
Yasunari Koike
先日、投資を頂いております「盛岡起業ファンド」の投資先企業として、
金融機関向けの業界誌「近代ビジネス」11/1号に掲載を頂きました
途中ずっと、全国でも大変珍しい「起業ファンド」の誕生ストーリーを伺って、感激しました。
というのも、ファンドって皆さん、印象はいかがでしょうか?
ファンドと言えば、会社を切り売りして、収益を上げるアメリカ式の「ハゲタカ・ファンド」が、イメージではないでしょうか?
実は、起業したての会社へファンドが投資するといことは、通常では考えられないことです。
起業した会社の残存率は、10年後には10%と言われています。
つまり、大変リスクの高いわけです。
新規事業者は、金融機関からの資金を調達するのも、このリスクの高さから大変難しい、と言われています。しかし、本当に資金の必要な企業は、生れたてで、実績の少ない会社です。
この矛盾するロジックは、金融機関も、起業家も十分に理解している課題だったのです。
また起業家にとって、本当に必要なことは「経営とブランディング」「ユーザーに提供できる付加価値の付け方」「創業期に起きる数々の問題の解決方法」「経営と家族関係」・・・etcと感じています。
この様な悩みに、責任のないコンサルティングではなく、出資者となってステークホルダーとして問題を共有し、ともに問題解決に向かうのが、この起業ファンドの最大の特徴だと感じています。
これらの問題をすべてクリアーにする新しい提案として、市町村まで巻き込んでスキームを作ったのが「盛岡起業ファンド」なのです。(滝沢市・盛岡市・矢巾町・紫波町が出資しています)
ファンド的にも、この起業という分野で投資をして、収益を上げるのは、大変難しい。
一般的な企業向けファンドは、株式公開(IPO)が目標であり、そこまでいかないと収益性が取れないのですが、今回の起業ファンドはIPOをゴールにしない、というのが前提条件です。
この運営をしてくれているのが、京都市本社の上場企業フューチャーベンチャーキャピタル様(以下FVC様)です。
ちなみに、
FVC様の過去の投資先企業様をご紹介すると、
県内で数少ない株式公開されたワイズマン様、
全国展開されている古着のドンドンウエンズデイ様、
県内最大ビルダーであるシリウス様、・・etcなどの
有名かつ、大躍進されている企業様ばかりです。
元々課題だったことを克服するスキームづくりは、大変な努力だったと思います。
どんなプロジェクトにも、「そこには、人がいる」というより、「困難を切りぬける胆力のあるサムライがいる」と、常日頃感じているのですが、
この盛岡起業ファンドでは、先ほどの浅沼専務がプロジェクトリーダーであり、ものすごい情熱をお持ちになった方です。
以前にも、エントリーしましたがサラリーマンは「失点しないゲーム」を求められます。
しかし、そこのリスクを引き受けてしか、出来ないこともあります。
その壁を越えるのは、情熱をエンジンにするしかないと思います。
だからこそ、
こちらの盛岡起業ファンドは、業界で評価され、数々の受賞をしておられて、今回の取材に至ったとのこと。
フリーダムデザインも、皆さんのロールモデルになれるように、しっかりと努力していきたいと思います。
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