指一本の怪我でも大変不自由なもので、健康である事がいかに素晴らしい事かを思い知らされます。
文章量などは少ないかも知れませんが、出来る限り毎日upを目指します。
◾️マズローの五段階欲求
今日は、あえて【安全第一】の話題です。
皆さん、マズローの五段階欲求は見たことがあると思います↓↓↓
マズローの法則とは
マズローの法則とは、人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されているとする心理学理論です。アメリカの心理学者、アブラハム・マズロー(1908~1970)が考案したもので、「マズローの欲求五段階説」「自己実現理論」などと呼ばれることもあります。
マズローの法則によれば、人間の欲求には「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求(所属と愛の欲求)」「承認欲求」「自己実現の欲求」の5段階があります(個々の詳細は後述)。そして、これら5つの欲求にはピラミッド状の序列があり、低次の欲求が満たされるごとに、もう1つ上の欲求をもつようになるのです。
一番下層は、生理的欲求です。これは生きるためのものですから、現状の日本人なら当然と考えます。
◾️安全第一
次の層は【安全欲求】です。安全で安心して暮らしたい、との概念です。住宅作りでは、ここが最も基本となる部分だと思います。
年々激しさを増す災害のニュースを見るたびに、シェルター(避難所)としての要素も重要視が必要と思います。
住宅の安全性を考えると、
【10年に一度の大きな地震に耐えうる耐震性】、
【最低50年住める長期に耐えられる断熱性】、
【お子さんなど身体の小さな方も安心できる空気環境】が、住宅の安全性の3ポイントだと考えています。
◾️耐震性
岩手県は地震リスクは、比較的少ないエリアです。これは地震保険の料率などで判断できます↓↓↓
盛岡エリアは、大変災害に強い街だと思います。
とは言え、太平洋側は地震が多い。およそ10年に一度は大きな地震が発生しています。人生100年時代を考えると6〜7回は大きな地震を、自分の家で経験することになります。
実は、住宅設計するものにとっては、地震の心配は、完成引渡し後も続きます。心配性の私は、地震警報が鳴り始めると、いつも汗ばみます。
ですので、耐震性はお客様と同じくらい重要視している性能部分です。
とは言え、絶対に壊れない構造物はありません。
建築基準法関連も、かつての大地震の教訓を経てバージョンupを常に繰り返しています。
幸いな事に、日本の住宅の圧倒的シェアは、軸組在来工法ですので、一般在来木造は常に最新進化して来ています。私が業界に入った30年前とは全く違った物になっています。
■4面体→6面体 剛床工法へ
例えば、床倍率、剛床構法なども、大きな進化です。以前は耐震性の考え方として壁どんどんを強くすれば良い、と考えられていました。
しかし、地震での検証で、それだけでは地震に弱いことが分かってきました。
だから強い床を作りましょう!と言うのがこの理論です。下と上が空いた壁4面だけの段ボール📦↓↓↓
下とフタを閉めた6面体の段ボールでは、6面体の方が強いことは感覚的にお分かりと思います↓↓↓
この段ボールのフタと底を作るのが、剛床6面体構造です。こうすれば強くなるのは感覚的に理解出来るのではないでしょうか?
この蓋と床に相当するものが、根太レス合板と呼ばれる厚い床合板や、べた基礎などです。
こちらの材料で水平力を負担しています。【水平構面】と呼ばれる材料部分です。
左側が旧工法(根太工法)↓↓右が根太レス工法↓↓
これは、ここ15~20年で急速に普及した工法です。
以前は、壁倍率だけが話題となっており、床倍率などの単語は存在しませんでした。
また、住宅品質確保促進法(品格法)により、100本を超える柱1本毎にかかる応力(引抜き力)を計算するのが当たり前になりました。
以前は、筋交い量しか計算していなかったのですから、技術も随分と進化しています。
大手ハウスメーカー時代に、
「大きな地震が来たら、どうするんですか?!」的な恐怖心を煽る営業手法を求められましたが、自分自身大変抵抗感があります。
とは言え、説明がないと「考えていないのでは?」と、ユーザー様から心配されますので、少しずつupしたいと思います。
続きは、またの機会にしたいと思います。
書き始めると、熱くなってしまうんですよね〜^^;
趣味:ソシアルダンス、パーソナルジムで筋トレ、レイトショーで一人映画鑑賞、美しいものを眺めること