小池 康也
Yasunari Koike
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安全第一【夏の酷暑は身近な生命の危険性】Freedom-design
2021.07.22
◾️夏の暑さ対策は、安全第一
毎日暑い日が続きます。
近年思うのですが、寒くて亡くなる方は聞きませんが、暑くて熱中症で命の危険を感じることは、本当に身近な事になりました。
という事で、【安全第一】熱の伝わり方をテーマにupします。
◾️漆喰の外壁温度は20度以上低い
フリーダムデザイン標準しっくいの外壁だと涼しい、との話題です。
真夏に外壁表面を測定すると、
金属サイディング40､4℃、レンガタイル30､1℃、白いサイディング28､7℃、樹脂の塗り壁25､7℃、漆喰19､2℃です↓↓↓
なんと、外壁自体で20度を越す違いがあります。
最近は、ブラックのガルバ外壁も大流行していますが、外壁表面は高熱となるんですね。
◾️太陽の熱はの地球への温度移動方法は？
ところで、この日差しの激しさですが、そもそも太陽から、どうやって地球に届いているのでしょうか？
太陽は6,000度、地球の裏側は15度です。この熱移動方法が、【太陽光線＝輻射熱】なのです↓↓↓
この輻射熱は、なかなかイメージし難い部分だと思います。私自身がなかなかイメージ出来ずに苦労した経験があります。ですので、ちょっとくどく行きますね。
◾️輻射熱について、くどく語ります
その分かりにくい輻射熱は↓↓↓
輻射熱
遠赤外線の熱線によって直接伝わる熱の事。つまり、高温の固体表面から低温の固体表面に、その間の空気その他の気体の存在に関係なく、 直接電磁波の形で伝わる伝わり方を輻射といい、その熱を輻射熱という。
太陽の自然な暖かさや、薪ストーブの熱なども輻射熱によるもの。 コトバンクより
↑↑↑太陽から地球までの宇宙空間は、真空ですから、気体はありません。空気、気体が無いところで、熱が伝わる方法は、光線しかないですよね。
これが輻射(直射＝光線)熱です。
◾️気温は同じでも、木影は涼しい理由
例えば、外出して直射日光を浴びると暑いですが、木陰にはいると涼しくなります。ただ、気温は同じです。これは木影が、太陽からの太陽光線(輻射熱)を遮断してくれているからです↓↓↓
実は、『熱は、温度が高い方から低い方へ常に熱移動』しています。太陽から地球に、宇宙空間(真空空間)を通じて熱の移動が行われている事をイメージしてもらえればいいと思います↓↓↓
◾️アスファルトの照り返しって、なに？
よく「アスファルト舗装からの照り返しが暑くて・・」と言うのは、体温よりもずっと高熱になったアスファルト舗装から自分に向かって、輻射熱による熱移動がされているのが理由です。
◾️温度高い→温度低い【常に熱移動＝輻射熱】
なんとなく、輻射熱についてはイメージ頂けたでしょうか？
温度が高い物だとから低い方へ、光線(電磁波)として熱移動が常に行われています。
人間も常に、放射(輻射熱)を出しながら生活しています。体温と同じ37度の気温なら、とても生存が出来ません。快適な温度は25度前後ですので、冬季以外は人間も常に放射(輻射)しながら生活しています。
◾️フロントガラスのギラギラも、輻射熱対策です
夏の自動車のフロントガラスにシルバーのサンシェードを設置すると涼しくなりますよね↓↓↓
これは、輻射熱(太陽光線)によって、車内部品(ハンドル、ダッシュボード、シートなど)の個別部品温度上昇を防いでいます。
自動車内部部品が高温になると、部品→人への輻射熱の熱移動によって、暑さを感じてしてしまいます。
さて、この輻射熱は光線をですので、太陽光線を反射すれば家は涼しくなります。↑のサンシェードと同じです。
◾️漆喰は、ガラス鏡面と同じ最大クラス反射率
フリーダムデザインでは、外壁は漆喰を標準としていて反射率が建築材料としてはトップクラス↓↓↓
漆喰反射率(75〜85%)は、アルミ(70〜75%)よりも高いのです！
漆喰は、ガラス鏡面(アルミ合金)の反射率とほぼ同じです
。
。
高性能サッシが、ROWーEガラスを使用しており、アルミ合金でガラス鏡面を作っていますが、あちらと漆喰の反射率は同じなのですね。
これって、すごくないですか？
◾️触れても熱くない外壁
ですので、冒頭に紹介した20度以上も違う外壁温度となります↓↓↓
夏のオープンハウスで、外壁を触ってもらいたいのですが、熱くない大変優しい外壁温度です。
一般的な外壁は、熱くて触れない様な温度に上昇しています。
外壁の温度が低くなれば、夏の自動車内部と同じで、住宅室内環境にも有利になります。◾️色の反射率も大きい
以前、川上塗装工業さんが企画されている「ホワイトルーフプロジェクト」に参加させてもらいましたが、屋根材料が同じ鉄板ガルバ鋼板なら、ホワイト色を選ぶだけで、夏の屋根温度は10度以上低くする事が出来るそうです。
暑いのが苦手なら、屋根色はホワイトです。我が社のモデルハウスは、代々ホワイトルーフです↓↓↓
◾️冬も快適に暖かい漆喰塗り壁
と説明すると、ほとんどの方が、
「夏涼しいのは、何となくイメージ出来ました。
冬は、逆に寒くなるのでしょうか？」と思われるのではないでしょうか？
冬も、漆喰の材料特性である反射率を活かして、暖かく、しかも大変快適に過ごすことができます↓↓↓
この漆喰の反射率と、輻射熱暖房である薪ストーブやパネルヒーターとの相性が大変良くて暖かく過ごせるのです。
また、機会を見てupします。ちょっとこのブログ長すぎますね^^;
まずは、生命の危険性を感じる夏の酷暑を乗り切りましょう！
