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吹抜けの構造設計ポイントは?【ブリッジは危ない】Freedom-design

2021.08.30

小池 康也

Yasunari Koike

新しいモデルハウスの大きな吹抜けです↓↓↓
◾️インスタ映えする空間
インスタ見ていると、大きな吹抜けの家の写真が大変魅力的に見えます✨
大きな吹抜けは、開放感があって良いですよね!
しかし、吹抜けは構造的に考えると、かなり不利になることでもあります。
吹抜け設計のポイントをupしていきます。
◾️「箱のフタ=水平構面」がポイントです!
前回、阪神大震災を経験して品確法による構造設計指針が改められた、と紹介しました。
段ボール📦のフタと底をつける事で、構造的に強くなる!の内容でした↓↓↓
このフタのことを【水平構面】と呼びます↓↓↓
◾️吹抜けとは?
吹抜けは、この『 フタ水平構面に、大きな穴 』を開けることになります。
吹抜けのイメージ↓↓↓
もし、
地震などで横に揺れが発生すると、建物に横に揺らす力=水平力 がかかります。
 吹抜けで穴が空いた部分と、床がある部分では、大きく変形が異なって来ます↓↓↓
◾️最初に揺れるのは2階床です
ちなみに、
地震が発生すると最初にどこが揺れると思われますか?
答えは、2階の床が最初に大きく揺れ始めるそうです。
「2階の床が揺れる」→ 「1階壁に力を伝える」→ 「底であるベタ基礎に力を伝える」→ 「地盤に力を伝える」
と上から下(地盤に)に力を伝える訳です。

その最初に揺れる床の変形で、壁に力が伝わらないと構造的に非常に不利になります。
◾️吹抜設計するポイント
では、どうするか?
1階の壁に効率的に力を伝える方法を考えると、直行する方向に床を作ることが大切です↓↓↓
↑↑↑
この様に、吹抜けを囲む様に剛床(硬い床)を作る事で、水平構面(フタ)を構築します。
◾️当社の吹抜設計実例
こちらの大きな吹抜けも同様な考え方を元に私がプランして、専門の構造設計家に構造チェックしてもらいます↓↓↓
こちらも、同様の構造設計の考え方です↓↓↓
「基本設計は、私が担当」 → 「構造設計チームで構造設計」 の流れで行っています。
先日のお住まいは、吹抜けと大開口(大きな窓)が特徴でした↓↓↓
◾️こんな吹抜けは危ないです^^;
水平構面が切れてしまうこんな吹抜けは、設計しては危険です!
こんな吹抜け(真ん中ブリッジ)は、大変注意が必要です↓↓↓
ブリッジは、
憧れる設計デザインですが、表のブリッジ部分と裏側の構造的に負担する部分を検討する必要があります。
水平構面が切れてしまうブリッジのイメージ画像↓↓↓
※ネット検索しての、ブリッジイメージ画像ですが、きっと構造検討されているのだと思います。
ブログご覧の方にブリッジ紹介イメージですので、ご理解いただけますよう宜しくお願いします🙇‍♂️
◾️まとめ
吹抜けは、カッコよくて気持ち良いですが、設計には十分注意が必要です。
構造の基本的な考え方は、
『箱のフタ📦=水平構面』です↓↓↓
と言うお話でした^ ^

小池 康也

Yasunari Koike

趣味:

ソシアルダンス、パーソナルジムで筋トレ、レイトショーで一人映画鑑賞、美しいものを眺めること

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