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構造設計家 Jさんとの世間話【やはりそうなんだ❗️】Freedom-design

2021.10.30

小池 康也

Yasunari Koike

◾️同郷のご縁で

 わたしは新潟県出身で、現在は岩手県に住んでいます。地図を見ると距離は近く感じますが、日本海側と太平洋側の交通手段は限られていて人的交流量も少ないのです。

岩手にいて新潟県出身の方は少ないはずが、結構ご縁があるんですよね〜。
そのお一人、全国的知名度の木造構造設計家 Jさんが、盛岡に3時間だけお立ち寄り頂きました。
Jさんとは、ざっくばらんで気が合うんですよね〜^ ^
雑談の中でのお話です。
◾️木造の構造設計は、人口が少ない
S造(鉄骨造)、RC造(鉄筋コンクリート造)の構造家が、構造界ではほとんどの人口を占める。
 それは1物件当たりの設計料が高いからが大きな理由で、小さな物件を積み上げるよりも、効率が良い方が選ばれるからだそうです。
 
木造の構造家の人口は、少ないんですよね〜。
だからなんですね!
◾️構造設計 木造⇄SRC の融通性は難しい
構造の原理は同じですが、分野が違えば融通は効かないもの。意匠設計でも、ビルSRC設計専門の方は、住宅木造設計が出来ない様に、構造設計も同様である、とのこと。
 ましてや、仕口、金物、プレカットまで理解している構造設計の方は人口が少ない。
お互い分野が違えば、必要なスキルも全く違います。
 
◾️耐震等級3は、ポイントを突いている
 今まででいちばんの被害を出したのは熊本地震で、震度7が連続した過去最大級だった。
この熊本地震でも、耐震等級3の家は、少し補修しただけで今も住み続けている。
この等級3は、かなり良いポイントを押さえていると思う。
これは大きな自信となるお話でした。
やはり、専門家の方からのお墨付きは、安心しますね。10年に一度は大きな地震が発生します。
人生100年時代ですから、30歳で新築したら7回は大きな地震を体験します。
 そう考えると、耐震性upのコストは、安いと考えて投資するべきですね。
 10年ごとに、高価な自動車を買うよりも有効な手段だと思います。
◾️等級3は、難しくない
等級2が出来ているのならば、等級3は難しくない。コストも、そんなに上がらない。

要は、等級2に釘の量、筋交の本数を増やせば良いわけで、そんなに仰々しく考える必要はないと思う。
これは目からウロコの情報です。言われればその通りです。
◾️すごく窮屈な中で意匠設計している
構造の原理を知らないから、みんな大変窮屈な世界で設計デザインしているなあ、と感じています。
構造の原理原則が理解できる事で、もっと新しい意匠が出来ると思っています。
だから、もっと私達を使って下さい。

以前、ガウディの話題でも触れましたが、構造と意匠デザインはセットなのです。
だからこそ、みんな苦手意識のある構造設計を正面から取組む必要があります。
◾️構造の心臓部を知っているのは限られたメンバー
 一定以上の企業規模ならば、構造の心臓部を考えるメンバーが1人か、2人がいて、仕組みを考えている。

 その他のメンバーは、その仕組みを利用して仕様規定の様に運用しているだけ。
 仕様規定なので、枠から外れた構造となると難しく過大設計になりがちになる。

 これも、やはりそうか!と思うお話でした。
例えば、私達は外構での大壁面を提案しますが、建築とは少し離れた分野なので、依頼すると過大なオーバースペックの構造が返ってきたりします。

 Jさんにお願いすると大変シンプルな内容で返ってきます。
私の考えるプロフェッショナルとは、【複雑怪奇なことを、スーパー単純に出来る人】
 その意味では、Jさんは、間違いなくプロフェッショナルですね。
こんなお話をしているうちにタイムアップとなりました。現在は、Jさんに2物件の構造設計をお願いしています。
『暮らしと街を、もっと楽しく!もっとおしゃれに!』がフリーダムデザインの企業理念です。
構造は、この企業理念とも切っても切れない関係と思っています。

小池 康也

Yasunari Koike

趣味:

ソシアルダンス、パーソナルジムで筋トレ、レイトショーで一人映画鑑賞、美しいものを眺めること

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