小池 康也
Yasunari Koike
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BLOG
『本の話 日本の不都合な現実』
2022.02.27
まえがきより
厳しい現実を知ることで、かしこく、楽に生きられる
LINE㈱が、四半期ごとに全国の15～24歳の男女に対して、アンケート調査をしています。
「いちばん信頼している/参考にしているインフルエンサー・有名人」に、日本一のユーチューバー HIKAKINさんに次いで、僕が２位に選ばれてしまいました。
この結果に一番驚いているのは僕です。
HIKAKINさんの動画は、子供にも安心して見せられます。
彼は人を傷つける発言もしません。要は人格が素晴らしいんですよね。
だから、みんなに信頼されています。
一方の僕は、ネットで名前を検索すればすぐにわかりますが、すごく叩かれています。
人を不快にすることも言いますし、発言したことが「炎上」することもしばしばです。
人格が素晴らしいとは、だれも思っていないですよね。
では、そんなHIKSAKINさんとは真逆な僕が、なぜ信頼している・参考にしている人の上位に入る珍事件が起こるのか。
これは、消去法的に考えれば想像がつきます。
つまり、ぼくが信頼されているんじゃなくて、
「ほかに信頼できる人がいない」
「信頼できない世の中になっている」ということじゃないかと思うわけです。
若い人たちは、
そういうことを敏感に察知しているだけで、「信頼できる人がいないよね」「世の中信頼できないよね」と多くの人が思っている状況なんじゃないかな、と想像します。
不都合な現実をしれば、生きるのが楽になる。
この本に書かれているネガティブな事実や、この社会の仕組について知っておくことが、プラスになると思っているのです。
■目次より抜粋
とあるとおり、フランス在住のひろゆきさんが考えている現実を紹介しています。
目次を一部紹介すると、
・人口が減る日本の未来はなかなかに暗い
・100年後にはくらいには、尖閣諸島は中国の領土かも
・日本が中国に支配される可能性はある
・移民の受け入れで若者の給料は安くなっていく
・日本企業は能力ではなく「忠誠度」で人を評価する
・日本でしか暮らせない人はキツイ
・ガソリン自動車関連の企業は、これから厳しい
・個人の自由を制限した方が経済が回ることもある
・年金は払わないとバカを見る
・農業はたぶん食いっぱぐれない
・男はバカだから社長になる
・じっくり考える人は社会では評価されにくい
・「金をもらって感謝される仕事」とそうでない仕事がある
・「スキルがたまらない仕事」がこの世にはある
・成果主義を導入しても失敗しる会社は多い
・会社で正義が貫かれるとは限らない
・日本にいたままラクしてお金を稼ぐのは難しい
・外見は努力で結構どうにかなる
・容姿が整っている人は人生上手くいきやすい
・子供の学歴は親の収入で決まる
・産休・育休がとりにくいのは日本の会社に余裕が無いから
・努力できない人は、頑張っても努力できない
・個人として有能でも、経営者が無能だと報われない
・字がきれいな人の方が得をする
・幸せな人は絶対に悪口や陰口を言われる
・本を読むより先にするべきことがある
みたいな興味をそそる見出しが並びます。
ひろゆきさんならではの、考え方が披露されていて。
同感することも、感心させられることも、ちょっと違和感あるな、
などなど色々あって楽しめます。
■ウクライナ見ていると・・
ちょっと脱線しますが、今回のロシアのウクライナ侵攻を見ていると、
世界中がどんなに警告・静止しても、結局は止められないんだな、という事実ですね。
21世紀になっても、力（軍事力）がある国が、力のない国を支配していく。
今回のロシアばかりではなくて、中国もしかりです。
第2次世界大戦以降で、領土が広がっているのは中国だけだそうです。
■戦争は、強者からのむちゃくちゃな要求
平和ボケした日本では、そんなのおかしいでしょう？と思うけれど、そんな理屈は通じないんですよね。
日本は、ロシア、アメリカと戦争した唯一の国ですが、日本から望んで行った戦争ではなく、相手が無茶苦茶言ってきて、仕方なく戦争したわけですよね。
だって相手は、超大国なわけだし。
ロシアのシベリア抑留や、ポツダム宣言受諾後の北方領土への侵攻なども、無茶苦茶だと思うけど、そんな平和ボケな理屈はただのつぶやきでしかありません。
色々と条約があっても、都合ではしごを外されても、仕方ないのが国際社会。アフガニスタンの事だって、同じですよね。
とすると、もっと真剣に自分たちを守ることを考えなきゃと思います。
軍事的な国防もそうだけど、このままだと日本の会社だって、経営者は、みんな外国人（主に中国）になるのでは？と思います。
■まずは、自分が幸せに
たくさん働くな！
もっと優しく！
と政府は指導するけど、世界の人たちは猛烈に頑張っている。
ひろゆきさんの書いている、
「日本が中国に支配される可能性がある」はリアリティがあると思いますね。
住むのは日本はいい国だと思うけど、仕事の面ではもっと広く世界中を見た方がいいようにも思います。
この本読むと、ちょっと暗くなるかも^^;
