■地元のお話
私の出身は、新潟県柏崎市です。
新潟は細長いのですが、上から2/3辺り、海側に位置する人口8万人の地方都市です。
黄色フラグの場所です↓↓↓

そんな田舎の街ですが、皆さんに記憶してもらうために、我が町の3大特徴をご紹介します。

■三つの町自慢
食べ物なら「ブルボンのお菓子」
人なら「コンピューター付ブルトーザー　田中角栄」
モノなら「世界最大の原子力発電」です。

詳しく解説して行きます。

◆その①【お菓子メーカーブルボン本社】
新潟は、お米の産地としてよく知られています

新潟の名産は、お米関連のものが本当に多いです。まずは、お酒　日本酒ですね。そのほかは、米菓(おかき・お煎餅)などです。

新潟お菓子メーカーと言えば、亀田製菓、三幸製菓などが有名です。

我が町　柏崎には、お菓子メーカー　ブルボンの本社所在地になっています。

ブルボンのお菓子といえば、アルフォート、ルマンドなどのヨーロッパテイストで、少し高級でうっとりするお菓子のイメージです↓↓↓


寂れた駅前に聳え立つアバンギャルドなブルボン本社ビル↓↓↓
カッコイイ！

もちろん、街中でブルボン商品が充実しています↓↓↓
ルマンドのアイスクリーム

新幹線の駅構内で見かけたブルボン商品の自動販売機↓↓↓

などなどです。
アルフォートを見かけたら、フリーダムの小池を思い出して下さい。

◆その②【コンピューター付ブルトーザー　政治家　田中角栄　出身地】

田中角栄、若い方々には、あまりご存じないかも知れません。昭和の大政治家です。
義務教育の学歴しかない中で、総理大臣まで上り詰めました。「今太閤」と呼ばれた生き様は、本当にドラマチックです。

●略歴
父親の事業の失敗で、大変貧乏な家庭で育ち、尋常小学校(現在の中学校)卒業の学歴しかありません。

東京にのぼり設計事務所、25歳で土建会社を起すと、年間施工実績で、全国売上50位入りする会社になります。
起こした会社を全国トップクラスのゼネコンにしたわけです。すごい(^^;;

さらに、その後政界に進出して、夢として語っていた「30代で大臣、40代で幹事長、50代で総理大臣」を有言実行で成し遂げます。

●コンピューター付ブルトーザー
大変な努力家・勉強家だったそうです。
成果として、議員立法を33本も作ったのは、史上最多だそうです。
これは今も破られていない記録だそうです。すごいですよね。

我々が毎日お世話になっている建築基準法、建築士法、都市計画法などは全て田中角栄が作った法律です。
建設業の父と言っても過言では無いと思います。

郵政大臣となった田中角栄が、建築基準法違反で工事ストップとなった東京タワーを「建築基準法を作ったのは俺だ。俺に任せろ！」と速攻で解決したエピソードが痛快です↓↓↓
※画像クリックでエピソードへ

郵政大臣時代には、４年間も膠着状態で進まなかったテレビ局の創設許認可を就任後2日で解決したのだそうです。

もはや、漫画の世界ですね。

●人々を魅了する
今太閤と呼ばれたのは、立身出身ばかりではなく、人を惹きつける魅力溢れた人物だったのも秀吉と重なったのだと思います。
最強と呼ばれた田中軍団↓↓↓

日中国交正常化、日本列島改造論など今の日本の礎を作った田中角栄も、色々あって失脚し最後は寂しく最後を迎えました。

しかし、間違いなく今も地元の英雄です。現在の選挙でも、投票券に田中角栄と書く方がおられるそうです。
地元新潟では、今も伝説な方です。

◆角さんと父
亡くなった父は、角栄さん経営のバス会社に勤務してました。
最強の後援会と呼ばれる越山会会員を乗せて目白の角栄邸に送迎していたそうです。父と角栄さんと2人で撮影した写真も実家には飾ってあります。

社員で農家の方々は、角栄さんの田んぼ作りを拝命していて「角さん家の田植えに行って来るよ」「今日は角さん家の田んぼ稲刈りだ」と言ってました。
こちらが、生家↓↓↓

私からすると、同じ様なブルトーザーみたいな豪快で怖い父親でした。

◆その③【世界最大の原子力発電所】
地元には、柏崎刈羽原子力発電所があります。これは世界最大の発電量があります。

この8万人の町にとっては、超巨大インフラ施設です。

地元に建設決定したのも、もちろん田中角栄さんで、
「東京に造れないものを造る。造ってどんどん電気を送る。そして、どんどん東京から金を送らせる」Wikiより

今では考えられない豪快な発言です。地元の発展を祈っての誘致です。
よく見ていた景色↓↓↓

●原発くんは、同世代
物心ついた時には、原発は身近な存在でした。wikiを改めて見ると、改めて私と同じ世代なんですよね。

生まれた年に、原発建設が決定。
小学2年の年に、着工、
高校1年の年に、発電開始、

大学一年の年に、4号機着工。
就職の年に、7号機着工。
長男誕生の年に、カナダのブルース原発の出力を抜いて世界最大の原発に。

もう、同じ時代を生きて来た仲間って感じです。

●幼い頃からいつも原発くんの話題ばかり
推進派・反対派の声、チラシ、ニュースなどにずっと囲まれながら育ちました。
だから、いやでも原発くんの話を聞かされて育ちました。未成年の時も選挙カーでワーワー聞こえて来るし(^^;;

現在は、諸事情によりお休み中の原発くん。きっと私よりも長生きだと思うけど、期待されて生まれて来たから頑張ってね。

時代が変わると風も変わるから、歴史を見ないと分からないよ、原発くん。

●電気代キャッシュバック
面白いなあ、と思ったのが、地元では年間電気使用量の2割がキャッシュバックされるんだそうです。これは、個人、法人を問わないそうです。
ググってみましたが、制度名などは分かりませんでした。

■まとめ
私の出生地の新潟県柏崎市の紹介をしました。

食べ物は、ブルボン製菓
人は、地元の英雄　田中角栄さん
モノは、世界最大の原発くん

郷里を振り返る良い機会となりました。

おわり

●おまけ
あっちゃんが詳しく紹介しています