平屋住宅の土地選びには、用途地域と建ぺい率の確認が大切になります。

建ぺい率とは、敷地に対して建築できる割合のことです。

60坪の敷地で、建ぺい率40％なら
最大24坪までですが、建ぺい率50％なら30坪まで建築可能となります。

計画する建物の大きさ、面積を確認してから土地探しをスタートするのもポイントです。

予算についてですが、誤解を覚悟で経験からお話しすると、平屋も2階建ても大きくは違わないが持論です。

コスト的（坪単価）で考えると、平屋の方が不利になります。

つまり平屋の方が15～20％割高です。

ただ、廊下、階段などが不要になりますので、その分面積的には有利（面積が少ない）になります。

坪単価、コストは高くなるけれど、面積は有利になるので、最終的には大きな予算の差がなくなる、が経験値です。

もちろん、平屋で2階建てと同じ面積で建築すると、平屋がコストは高くなります。

私が社会人一年生の時に、「世界一のお金持ちのロックフェラー氏は、NYで日本の数寄屋造の平屋住宅に住んでいる。

だから、究極の住宅は日本の平屋なのだ」と教えを受けました。

究極の使い勝手の良さは平屋にあるのかもしれません。

さて、平屋がこの10年で大変なブームになっています。

これは、家屋構成の変化によって使われていない2階居室が不効率なこと、家族が集まるLDK部分の重視、アウトドアライフの浸透によりLDKと外空間の楽しみ方の変化などが背景にあると思います。

かつては、平屋は老夫婦の住宅のイメージがありましたが、全国的に20代の若い世代からもかつてないほどの支持を受けています。

ご提案している大断面SE構法スケルトン・インフィルの平屋住宅なら、ご家族の成⾧と共に間取り変更が可能です。

建築当初はご夫婦二人、家族が増えたら間仕切りをする、子供が独立したら間仕切り減らして当初の大空間などの可変空間です。

本当の意味での息の⾧いロングライフ住宅になると思います。

2階建てのいいところは、1階をパブリックゾーン、2階をプライベートゾーンとゾーン分けしやすいのが利点です。

廊下や階段があることで、家族とは少し距離を置いて一人になりたいなど、自分時間を集中できる空間に出来るのが特徴です。

最初の質問にも記載しましたが、重複する部分もありながらお答えします。

まずは、コスト（坪単価）でみると平屋の方が不利（坪単価が高い）になります。

おおよそですが20％前後不利になります。

これは、同じ面積でも、総2階建て住宅と比較して、平屋だと基礎面積、屋根面積が2倍になります。

ただ、2階と比較して階段、廊下などが不要になりますので、全体の床面積は平屋の方が有利（コンパクト）になります。

お互いを相殺すると、総額予算は同程度になってくる印象です。

もちろん、ぜひご提案させてください。

住まい、庭ガーデン、インテリアは三位一体、全部つながっています。

お客様の実現したい「究極の自己満足」をコンセプトにして全体をフルコーディネイトしていきます。

全国ガーデンブランド「エスティナ」に加盟しており、私たちがお客様のコンセプトを基に、ディレクションしながらデザインを起こしていきます。

エスティナデザイナーは年間1,000件以上のガーデン・デザインをしているプロデザイン集団です。

こころも豊かになる中庭の住まいをご提案いたします。

お客様のご要望によってご提案しています。

もちろん、床面との段差のないバリアフリー設計も可能です。

中庭とリビングをつなぐウッドデッキ、タイルテラスなどの中間エリアをご提案しています。

また、床面を一段下げたダウンフロア設計で庭とリビングを近づけることも可能です。

塀や大壁面で囲んだクローズガーデンなら、プライバシーも守れて防犯上も安心して暮らせます。

ご近所の視線も気にならない設計なので、レースカーテンが必要ない暮らしが可能です。

ご家族だけのライフスタイルを実現できる空間となります。

ご指摘の通り、大開口の窓ガラスは断熱性能としては不利となります。

しかし逆に、それ以上の満足感や解放感などが得られると考えています。

庭ガーデンを楽しむと同じで、温かい日の光を感じる、さわやかな風に吹かれるなど、気持ちが満たされるようなことこそが、五感で感じ心が満たされる時間です。

SE 構法を利用した大開口サッシ、高天井のリビングルームは、早く家に帰りたくなるお住まい空間を演出します。

また、温熱的には太陽熱を利用するパッシブ設計で、大きな窓はストーブと同じ集熱効果があると考えます。

住まいの断熱性、省エネ性などはエリアトップクラスの性能を標準としながら、物心共に満たされて幸せになる住まいをご提案したいと考えています。

防犯面に関しては、外部から見えない中庭は心配になるかと思います。

ホームセキュリティや避難経路などを計画することが大切だと考えています。

漆喰はペットと大変相性の良い材料です。

猫の爪とぎもご入居様のお住まいでは見受けられません。

というのも、漆喰の中にはにがり
成分が含まれており、猫が爪をなめたときに苦みがあり、爪とぎが収まるようです。

また、漆喰は消臭効果が大変高い材料ですので、お住まいにペット臭がないのが特徴です。

複数のペットと共にお住まいのお客様のご自宅をお伺いしても、ペット臭に気が付きません。

これは、同居するペットとしても大変過ごしやすい環境なのです。

人間の数千倍の臭覚をもつ犬や猫にすれば、消臭されて匂いが少ない環境はストレスの少ない空間環境となります。