インテリアコーディネートという仕事の中で、カーテン（ウインドウトリートメント）のプランをする機会は、住宅の場合は特に必須になっているので、並行して何件かのお客様のお宅をプランすることがあります。

ホームセンターで手に入るカーテンも「カーテン」ですし、
ヨーロッパから取り寄せて、
オリジナルスタイルのオーダーメードも「カーテン」ですね。

前者で良しとお考えの方にとっては、私のような者は要さないのかもしれません。
後者を受け入れていただけるお客様は、暮らしに対する意識の高い方が多い様に感じます。
コーディネーターとしての力量や提案が、お客様の満足度に直結していくだけに、
自分自身の提案を全力でぶつけていく事の出来るお客様ですね。

もちろん、お金をかけないと良いインテリアが出来ないと言う事ではありません。
（誤解の無い様、念のため・・・。）
要は、お金のかけどころを心得ている方って、暮らしの上級者って気がします。

　　　無駄な出費をせずに、本当に欲しいもの、上質なものにお金をかける・・・。

これがなかなか難しいことですよね。最近では、若い層でも、こういう方々が増えているように感じます。素敵なことですよね。

写真は、Ｌ型の大きな窓に、スイスのファブリックブランド　クリエーションバウマン社のレースと、マナトレーディング社の厚地の生地でダブルシェードししたもの。
レースの柄が、タペストリー感覚で、一日中楽しめる。
家具は、Arflex。フロアスタンドは、予め建築家の方が、セレクトしていらしたもの。

　　「私だったら、違うタイプをご提案したかったなあ・・。」なんて思ってしまいます。

ＬＤのベースとなる部分は私がコーディネートして、
ここにお客様が「暮らしの華」を添えてお暮らしになられています。