小池 康也
Yasunari Koike
CLOSE
CLOSE
BLOG
2009.09.18
小池 康也
Yasunari Koike
今朝の新聞に、
「国土交通省が17日発表した2009年の基準地価(7月1日時点)は、
全国の全用途平均で前年比4.4%下落した。
全国の基準地価の下落は1992年から18年連続。」と、あります。
土地価格の下落も大変なことなのですが、
土地価格について「ピンとこない」という方も多いはず。
「公示価格」「基準地価」「路線価」「評価額」など
一年に何回も地価の発表があるし、発表になる価格も、全く違っていたりします。
恥ずかしながら、私も住宅業界にいるのに、しばらくは”ちんぷんかんぷん”。(汗)
そこで、苦労しながら、やっと理解できた土地価格について、
みなさんへ勝手にご説明します。
土地の価格は、「一物4価」といわれて、4つの価格が存在します!
「公示価格」は、土地取引の目安とするために国が1月1日時点での地価を調査するもの。
また、「基準地価」は公示価格の補足として都道府県が7月に調査するものです。
この二つの価格が、実勢価格にもっとも近い、と言われています。
しかし、感覚としては、現在の取引価格よりも高い、感じです。
これも、地価下落の影響。
発表後もじりじりと値下がりしてしまうからですね。
「路線価」は、相続税を評価するための価格で、実勢価格の80%前後。
盛岡周辺の実際の取引金額は、路線価の金額が近い印象。
「固定資産税評価額」は、固定資産税を評価するために市町村が定めており、
実勢価格の70%前後、です。
住宅ローンの査定参考資料として用いられることが多いですね。
■4つの価格のまとめ
どんな指標? 割合 基準日 公表 管轄期間
公示価格 取引価格の指標 100% 1月 3月頃 国土交通省
基準地価 公示価格の補足 100% 7月 9月頃 都道府県
路線価 相続・贈与税 80% 1月 8月頃 国税局
固定資産 固定資産税 70% 1月 4月頃 市町村
税評価額 登録免許税
と、発表される土地価格もたくさんの種類があります。
何年も、毎日住んでいるから、変化するはずのない「不動産」。
なのに、景気や金融の影響で、毎年「不動産価格」は、変化しています。
欧米と違って『売却&住み替え』がほとんどない日本では、
所有している土地建物の価値変化に鈍感なのかもしれません。
みなさんは、どのように感じられますか?
CONTACT US
フリーダムデザインの家づくりに興味を持たれた方は、お気軽にご相談ください。