小池 康也
Yasunari Koike
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BLOG
2010.10.06
小池 康也
Yasunari Koike
「美しいデザイン」には、
”美しいプロポーション”があります。
何ごともバランスが大事、って言いますが、
見栄えにも素敵に見えるバランスが必要です。
【あまりにも有名 黄金比】
代表例が
「 1:1.618 」の比率で
美術の時間でも教わった”黄金比”。
日常の中にもたくさん存在しています。
トランプ、
クレジットカード
名刺
新書
海外のタバコ(洋モク)
IPODなどアップル社の多くの製品
パルテノン神殿の縦横比も黄金比
まだまだたくさんの黄金比に囲まれています。
【日本人が好きな 白銀比 】
次に有名なプロポーションが、
「 1:√2(1.414 )」の比率の白銀比。
日本人が好むことから大和比とも呼ばれます。
日常での代表が、紙のプロポーション。
A版、B版 ともに、
この比率で出来上がっています。
その他にも、
白銀比で構成されているものも多いのですが、
適当な画像がありません。
ごめんなさい。
【日本人が大好きな 整数比】
たたみや、ふすまなどに代表される
「1:1」や「1:2」などの整数比。
ずっと、生活の中で私たちのDNAになっています。
毎日お世話になっている「お金=紙幣」も
1:2の比率で出来上がっています。
(半分に折ると正方形になります)
海外で紙幣を使っていると、
紙幣のサイズ・プロポーションがどうもなじめず
どうしても”子供銀行のお札にしか思えません。
皆さんは、いかがでしょうか?
【 あえてバランスをくずす 】
以上のことも理解したうえで、
住宅の外観デザインなど
「あえて、バランスをくずしたデザイン」も目にします。
カラーリングや、オーバーハングなどで
ボリューム・ゾーン・比重を上部に持っていき、
”アンバランスを強調”する
などの手法です。
不安定なバランスは、
「目が離せなくなる、ついつい見てしまう」などの
心理的な効果があります。
でも、これが心地良いかは、
また別のことで、”不安定は
心理的なストレス”を生みます。
”人目につくデザイン”と、
”緊張しないデザイン”を
バランスよく織り交ぜることが大切です。
【ビジネスでも、あえてバランスをくずす】
これは、ビジネスでも全く同じ、と思います。
あえて、バランスをくずさないと
注目されることはありません。
Yキューブの安田社長が
「バランス感覚が良い人が多すぎる。
やりすぎることが大切」と
話しておられましたが、
心のブレーキを外すことが重要、と思います。
(なかなか難しい)
みなさんの心地の良いバランス、
プロポーションは、どのようなものでしょうか?
これいいな!と思われたものを
よくチェックすると心地良い理由が見つかるはずです。
【 おまけ 】
無添加住宅を始めてから、
空間でも、グラフィックでも
『 余白のデザインの重要性 』に改めて気づきました。
余白をデザインするセンスが、
ある意味もっとも重要かもしれません。
がしかし、
長すぎるので、もうやめにします。
また機会があったら、投稿したいと思います。
最後まで、読んで下さって
ありがとうございました。
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