小池 康也
Yasunari Koike
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BLOG
2011.02.24
小池 康也
Yasunari Koike
以前、勤務していた会社で
「ホームとハウスは違うんだ!
我々は、ハウスではなくホームをお客様に提供しなきゃない!」
といわれてました。
要は、”ハウスは器だけ”であり、
ホームは”巣としての家”なのだ、って話でした。
なんとなくライバル会社向けのこじ付けって感じも否めませんが、
今から考えると一理あるなぁ~、って感じがします。
家を建てたのは、28歳でしたが
それから住宅観もずいぶん変化しました。
長い目でみる住宅観を
住宅建築家の巨匠である宮脇檀さんの「男と女の家」
に納得してしまいました。
その中で
『よい家とは?』に関して書かれています。
「有名なファッションデザイナーが道を歩いていたら、
とても素敵な洋服を着た人とすれ違った。
すごいな、いい服だなと思い、家に帰って思い出して
描いてみようと思ったが描けなかった。
スカートの長さは、生地はなんであったか全く覚えていない。
スカートが膝上40センチであるとか、
真っ赤でシースルーだったとかそれならすぐ思い出して描けるけれど、
すれ違った瞬間にすごくいいと思ったのに、そう簡単に思い出せない。
そうゆう服がたぶん最高の服だろうということを
そのデザイナーは言っています。
おそらく家というのもそうゆうもので、
(中略)
ものすごく居心地のいい家だと思ったけれども
ごく普通の家だったわねと、
たずねた後で感じる家が
たぶん最も良い家だろうと思います。」
ぱっと見たときに目が付くようなデザインだったり、
素材だったりするものは、長い時間すごす住宅空間には
適当でない、とずっと思っています。
皆さんは、どのように思われますか?
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