先日のｲﾝﾃﾘｱｯﾃﾞｻﾞｲﾅｰ小池祥子のブログのエントリーで、

「新しいデザインは、その瞬間から古くなっている」が

とありましたが、いいこと言うなあと思います。

一方で、時間が流れても、古くならないものもあるとも思います。

デザイン遺産とも言える数々の建築には今この瞬間でも、輝きを失わずに見る人を引きつける魅力があります。

コルビジェのサヴォア邸だって、１９３１年の竣工です。
今から、８１年前

行ったことは残念ながらありませんが、YOUTUBEで見ることができます

学生時代にはじめて見たときは、カッコよくて驚いた
リートフェルトのシュレッダー邸は更に古くて１９２４年竣工です。今から９０年前です。
モンドリアンの絵画の様な住宅ですね。

こちらもYOUTUBEでなら見ることが出来ます

すいません、ちょっと脱線しました。

こんなデザインの巨匠たちの真似はなかなかできませんが、
私たちが追うのは流行ではなく、もっと変わらないものだと考えています。

たとえば、
子供たちと遊ぶことの楽しさや、
お気に入りの音楽を聴きながらゆっくりと読書できるしあわせだったり、

夫婦二人でゆっくりと語り合いながらワインを飲む瞬間だったり、
ウッドデッキで楽しくバーベキューすることだったり、

お気に入りの洗面化粧台で毎朝自分に気合を入れる時だったり、
帰って来た時に、玄関前の柔らかいあかりに癒されて、ドアを開けると子供たちが出迎えてくれる時だったり・・・、

と思います。

デザインの目新しさではなく、
変わらない愛情だったり、気分が上がって自分が取り戻せるとか、
上手く表現できませんが、もっとベーシックなものだと思います。

だから、
「新しいものを追うのではなくて、
変わらないものを追いかけていきたい」

と考えています。