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フリーダムデザイン

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しっくいと赤外線とかまくらと・・

2016.02.06

小池 康也

Yasunari Koike

寒くなると断熱の話題になるのが、住宅業界です。


ところで、
皆さんも冬の朝にキンキンに冷えている「放射冷却現象」を経験されたことがあると思います。

これは、
地表面からの赤外線が反射するものがないので、宇宙に放射されるので地表面が冷え込む現象です。

皆さんも以前テレビショッピングでもおなじみの赤外線のハロゲンヒーターの暖かさを実感されたことがあると思います。こんな感じの暖房機ですね(赤外線には色はないそうです)

しかしこれは、温風が出るわけではありませんが、
実際の体感として非常に暖かいと思います。

この赤外線を利用した輻射熱の暖房が、蓄熱暖房機やパネルヒーターなどの温風の出ない暖房機です。

現在私共は、パネルヒーターを標準にしていますが、これは赤外線を効率的に反射することの出来るしっくいを、壁天井に使用しているからです。

これは、かまくらの原理と同じです。
赤外線を室内空間で乱反射することで全身を温める効果があるからです。こんな感じですね

実はしっくいの反射率は、ステンレスよりも上の85%。これは、鏡と同じ反射率なんだそうです。なんと!

しっくいの反射で、間接照明もこんなにいい感じになるんですね~

ちょっと脱線しますが、しっくいの結晶はどんどん成長して大きくなっていきます。つまり新築当時よりも反射率が上がっていくということなんです。

これは漆喰を500倍にした結晶の画像です。

しっくいは、時間が経てば経つほど結晶化していき、やがて方解石の結晶になっていきます。
大変不思議な気がしますが、化学変化をして物質が変化するからなんですね。
これが方解石の画像です

ということで、再び暖房に戻ります。
それともう一つ、
最近はエアコンの暖房が多いですが、温風で温めるエアコンだと暖かい空気が吹抜けや、リビング階段から2階に上がっていって、1階は何だか肌寒い・・、ってことになります。

だからこそ、しっくいの家で、赤外線をたっぷり放射する輻射熱暖房機で、かまくらの原理で暖かくお過ごしください。

最近は、外皮の断熱性能だけがクローズアップされがちですが、こんなことも大切というお話しです。

早く暖かくなれ~

小池 康也

Yasunari Koike

趣味:

ソシアルダンス、パーソナルジムで筋トレ、レイトショーで一人映画鑑賞、美しいものを眺めること

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