小池 康也
Yasunari Koike
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『不効率な経験こそが、ピンチの自分を助けてくれる』
2020.03.07
働き方改革という言葉が、世の中に表れてずいぶん時間もたちました。
効率、ＩＴ化・・、とずいぶん世の中も変化してきて、退社時間も大きく変化してきたと思います。
それはそれで、世の中の変化として、良いことだと受け止めています。
効率は大切だと思いますが、無駄なことが分かっている、経験しているからこその効率だと考えています。
効率の反対は、無駄とか、不効率だと思うのですが、実際のところ、世の中に無駄なこと、特に仕事においては無駄はないんだと思います。
若年層の方々は、効率を望むのかもしれませんが、「先輩上司が時間を割いて仕事を教えてくれる」は、先生役の先輩社員からすると無茶苦茶、不効率な時間だったりもします。
うまく行かない、失敗した、事件を起こした！だからこそ、成功するセンターピンを見つけたことになると思います。
そんな経験があるからこそ、激し過ぎる世の中の変化、潮流にも対応出来るのだと思います。
今の時代、うまく行っているものなんて、すぐに陳腐化します。
また、すぐに出来る様になる仕事は、自分だけではなく、別の人だって、ＡＩにだって、すぐに出来る仕事です。
自分が仕事でピンチになった時に、助けてくれる人は、きっと自分が不効率な時間を割いて何かをしてあげた人だと思います。
無駄があるから、効率が見える。
無駄を重ねたからこそ、人は育つ。
不効率な時間を人のために使ったからこそ、ピンチの時の自分を助けてくれる。
効率で図ると、自分も効率で測定されます。鏡の法則ですね。
でも、最初からそんなスーパーマンって、いないでしょう？
だから、人生は面白いのだと思います。
みんな頑張ってくれています。
頼もしいですね。
