小池 康也
Yasunari Koike
CLOSE
OFFICIAL SNS
CLOSE
BLOG
住宅ローンリスケの経験談【恥ずかしがらなければ何でも大丈夫】Freedom-design
2021.08.26
すいません、昨日お休みしてしまいました。
今日は復帰して投稿します。
◾️今朝の日経新聞
今朝の日経新聞に
『コロナ版ローン減免 空転』
コロナ禍で借金を返せない個人らの債務を減免する特別措置の手続きが空転している。
売上高が激減した飲食店の経営者やコロナで雇い止めにあった派遣社員など1000件超の申請があったが、債務の整理が成立したのは僅か3件にとどまっている。
の記事です。
「え〜、本当かよ⁈💦」
と思って、本紙を読むとイメージとは少々違いました。私からすると、見出しと内容は、一般ユーザーに脅している印象です。
本紙8面の記事は、こちら↓↓↓
ローン減免についてですが、
「借金の「棒引き」にあたる「債務減免にためらう金融機関も少なくない」(弁護士談)
とありますが、コロナ禍で借入を減免【借入額を少なくする】金融機関は、それは少ないと思います。
全世界で起こっているコロナ禍で、借入を少なくしたらほぼ全員の借入を少なくしなければならず、経営が成り立つはずもありません。
火事場泥棒の状態ですよね。
◾️減免ではなく、リスケです
収入が減って、返済が難しい場合には、リスケジュール(通称リスケ)の相談をするのが、一般的な方法だと思います。
つまり、『借入額は減らさないで、返済方法を変更してもらう』ことです。
私自身のことで恐縮ですが、リスケ経験者です。
社会人となったのは、花のバブル世代です。日本はじまって以来の好景気と言われる時代ですね。
その後、これ真逆の大変な時代も味わいました。
銀行が倒産する時代で、「山一ショック」と呼ばれる山一證券の倒産した2000年前後がいちばん気持ち的には大変でした。
その後、世界中でお金が滞った「リーマンショック」も経験しました。
◾️大変な住宅ローン経験談
私のリスケは、大手ハウスメーカー時代に建築した自宅の住宅ローンですが、当時は一般的だった「ステップ償還」と「バーナスたくさん返済」を選択してしまったのです。
ステップ償還はもはや死後ですが、内容は、「景気が良くなって所得も高くなるから」という事で、最初の5年間だけ返済が75年返済でOK👍で、その後は通常返済に戻ってたくさん払う、という恐ろしい住宅ローンです。
高額なHM時代の当時はお客様の90%が利用されていた印象です。
驚かれる方も多いと思いますが、みんなやっているから何とかなるか！みたいな感覚でした。
◾️私のリスケ経験
すいません、リスケに話を戻します。
地元ゼネコンに転職後、賞与が何回か支給されない事があり、2回まで貯金などを取り崩して頑張ったのですが、さすがにボーナス払いが難しくなりました。
建築当時は、住宅金融公庫で借入しましたが、途中で地元最大手のI銀行に借り換えをしていました。
重い気持ちになりながら、I銀行のローン窓口に相談に行くと、思いの外優しく対応してもらました。
結果、
「約35万円だったボーナス返済は、なし0円に」
「月々は2万円増額して頑張る」
「返済期間30年 → 40年に延長」
の様にしてもらいました。
◾️恥ずかしがらなければ、何とでもなる
銀行の方からは、
「大変になった時に我慢しないで相談に来てもらえれば、方策を一緒に立案出来ます。
そこを我慢しておられると、
手遅れになってもう何も出来ない状態になる事が多いです」と仰られていました。
結局、返済期間は伸びましたが、お金は回り無事に子供達も成長しました。
◾️住宅ローンは、長いです
住宅ローンは、本当に長いです。
現在は、35年返済が一般的です。産まれたばかりの0歳の赤ちゃんが、35歳となる時間の長さです。
こんな長期間は、何があるか分かりません。
リーマンショックだって、コロナ禍だって、東日本大地震だって、誰も予想出来ません。
その際には、「先ずは相談に行く」、そして建築する時は「コントロール出来ない心配はしない」事だと思います。
今朝の新聞記事は、恐怖感や心配をあおって、読ませる記事の様な印象です。
先祖先輩は、もっと大変な時代を生きてきました。今の時代は、大したこと無いです。
もっと楽しくチャレンジして行きましょう！
