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『ケミレスタウン・プロジェクト』レポート

2006.06.06

小池 康也

Yasunari Koike

千葉大学環境健康都市園芸フィールド科学研究センターが計画されている
ケミレスタウン・プロジェクト」計画の現地を見学してきました。

このプロジェクトは、
化学物質の悪影響から胎児・新生児・子供たちをを守るべく活動している
次世代環境学プロジェクトの一環として進めるもので、
お子様や生活環境から悪影響を受けやすい方の住環境の改善を目的
としています。
(「プロジェクトの概要」より抜粋)

場所は千葉県柏市で昨年開通した
「つくばエクスプレス」柏の葉キャンパス駅が最寄となります

千葉大学の園芸場が、予定地で広大な敷地です

計画では、6棟の「実証実験住宅」が計画されて、
患者さんとその家族が実際に数週間から数ヶ月住み、症状改善を実証し、
今後の生活環境の指針を得ることを目的とした実証実験を行われる予定との事。

計画地も拝見しましたが、広大な果樹園の中でした。
(広すぎてイメージできなかったですね・・)

こちらでは、現在も色々な果樹などが栽培されていて毎週販売もされているとの事。
「安くて美味しい」と評判で、人気商品はすぐに売り切れるそうです。
写真は見渡すばかりの柿畑です

色々な方法で次世代の健康についてアプローチがされていて、
薬草なども栽培をされ東洋医学での研究もされていました。

建設済みの「管理研究棟」のなかを拝見させていただきました

千葉大学 研究員の先生がご案内下さいました。(右は秋田社長。精悍ですね)

こちらの中の「セミナー室」と「研究室」が無添加住宅仕様でリフォーム済みでした
天井、壁共に「漆喰仕上げ」、床は「メキシカンタイル」でした。
カップボードも無添加住宅のオリジナル部品がそのまま設置されていました。

枠等の部分は、元々はペンキで仕上げてあったそうですが、
ベンガラ(沖縄の首里城の真っ赤な色が有名ですね)と柿渋で塗装されていました。

見学の前日に無添加住宅 代理店を対象に、
千葉大学 医学部次世代科学研究所 森教授(森鴎外のお孫さん)から、講演を頂きました。
(写真撮影したのですが、全てぶれてしまいました)

そのなかで、「予防医学」について説明をされていて、
「外科医が一生に直して上げれるのは、数千人単位。内科医は1万人程度。
予防医学の場合は、何十万、何百万の人達を助けてあげることが出来る」

と説明されていたのが印象的でした。

人間の体に化学物質が入り込む「経口曝露」と空気からの「経気曝露」がある。
と説明を受けました。

    口から入るものは、皆さん気をつける時代となりましたが、
    体に入る空気にも、食品以上に気をつけたいものです。

      「ケミレスタウン」の考え方も素晴らしいですし、
      おいしい空気が呼吸できる家と街って住んでみたいと思います

小池 康也

Yasunari Koike

趣味:

ソシアルダンス、パーソナルジムで筋トレ、レイトショーで一人映画鑑賞、美しいものを眺めること

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