お休みを頂戴した日にちょうど、
インテリアセミナーが開催されていて参加させていただきました。

講師は、
世界１９カ国（！）で発売されているインテリア雑誌
『　ELLE・DECO（エル・デコ）　』編集長　木田隆子さん。

たいへん楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまった感じの
素晴らしいセミナーでした。

内容は、
「最近のインテリアは何が変わったのか？」
についてのお話頂いたのですが、

木田編集長によれば、
インテリアは、「エクレティック（折衷主義）な時代」に移り変わってきている、とのこと。

「決まったテイストに全てを統一してしまう」
ということでなく
違ったテイストを、「エクレティック（折衷）」することにより
全く違った新しい空間を演出できる。

たとえて言うならば、
「ロハスは好きだけれど、ロハスに仕切られるのはいや・・」で、

「ロハスな温もりにクールなメタルを合わせて新しいテイスト」を創造したり・・

など「決まったものに仕切られる」のはつまらない！と感じる人達が
新しいムーブメントを作っている、というお話でした。

　　　ところで、
　　　最近の住宅に「（超）シャープ！」で「（超）モダン！」な
　　　お宅を目にする事が多くなったように思います。

　　　「すごい！カッコいいなー！」
　　　と都会的な雰囲気に憧れも強いのですが、

　　　「この家に遊びに行くのは楽しいけど、自分には住めないよ。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と思うのです。

　　　”モダン”や”クール”　・・などそれ以外でも思うのですが、
　　　「余分なものが排除されすぎていたり」、「デザインされすぎている」と、

　　　住み手が、自分の家にするための作りこむ余地がない！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と思うのです。

　　　　　実際には、
　　　　　家族が増えたり、
　　　　　散らかしたり、物が増えたり・・して
　　　　　自分の家は「変化を続けていく」もの。

　　　　　また、
　　　　　時代や思い出と共に「作り上げていく」ものだと思います。

　　　　　時代や思い出と共に、
　　　　　「風化を楽しむ家」は
　　　　　『無添加住宅│Higashino　Naturally　House』
　　　　　　の大事なコンセプトのひとつにしています。