「昔は、何でも”ホーム・メイド”だった。」

と”『無添加住宅　はこいしかおりのブログ　』麹菌の謎”を読んで
何だか懐かしく、自分自身のことを想い出しました。

私が生まれ育ったのは、新潟県の山間部の田舎。

最近では、かなり少なくなった雪の量も、
当時は、積雪量が３～４ｍがあたり前でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（30年前の写真。すごい雪です。）

家は、茅葺の大屋根。
もちろん、壁は土壁の上に”しっくい”仕上げ。

小さい頃は、スーパーマーケットなんてものも近所にはなく、
バリバリの農家だった我が家は、何から何まで自前が基本。

お米、野菜はもちろん、
”お味噌”、”とうふ”、”こんにゃく”、”そば”、”ところてん”・・・ｅｔｃなど

加工製品もほとんどが、祖母と母のホームメイド。

蔵の奥には、味噌樽がたくさん並んでいて、開けると発酵したびっしりのカビ。
子供ながら卒倒しそうになったのを覚えています。

学校給食の食材も生徒の家庭から持参することが多く、
帰りのホームルームで、「明日は、○○を1個持参するように！」と言われ
「大根を一本ずつ手に携えて集団登校！」、なんてこともしていました。

今からすると、考えられないけど、何とも懐かしい時代でした。

現在の、”食料の原材料・加工もすべて外国”なんて、
考えられません。

食文化も、住まいも、ライフスタイルも、
時代と共に大きく様変わりするものです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（県立美術館にて）