小池 康也
Yasunari Koike
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BLOG
2009.08.30
小池 康也
Yasunari Koike
すっかりご無沙汰をして、
訪問してくださっている方々、ごめんなさい。
さて、今日は衆議院の選挙ですね。
若い頃はピンとこなかった選挙公約も、
家族が増えると、グッと身近なことと捉えるようになりました。
最近は、「少子化」、「人口減」が、大変な社会問題となっています。
これが、すまいには、どのように影響してくるかというと、
人口減にともなって、「新築の大幅な減少」、「空き家の増加」、「不動産の動きがなくなる」
などがあると思います。
総務省が5年ごとに行っている「住宅土地統計調査」によると、
昨年10月1日現在の住宅の全国総数5759万戸中、空き家の割合は13・1%(!)を占め、
前回03年調査を0・9ポイント上回り、過去最高を更新。 とのこと。
下図の空家率のすすみ方を見ても、スピードが上がっているのが分かります。
さらに、
「総務省は、都市部への人口流出や独居老人が施設に入るなどして空き家になるケースが多い。
都道府県別の最高は山梨の20・2%(!)、最低は沖縄の10・2%だった。」とのこと。
20%の空家率って、すご過ぎます。
驚きつつ、私たちの住む岩手県も調べてみました。
表から読み取れる数値は5年前は11%、
今回は14.5%とかなりの空き家がすすんでいます。
がしかし!
この空家数に反比例して、全体の世帯数は370万戸と、6.9%も逆に増えています。
私たちのすむ街も、人口は増えないのに新築マンションは、未だガンガン建っていますもんね。
空き家も増えるはずです。
バブル期に、市街地に土地が高くて購入できず、
郊外に建築していた”ドーナツ化現象”は、いまや完全に逆転。
郊外にすまいを求めた方々は、マンション購入などにより市内中心部に回帰。
郊外の土地は、安くても買い手が付かない現状となってしまいました。
バブル崩壊も遅れてやってきた地方にとっては、
10年前とは、別の地域かと思うほどの環境の変わりようです。
では、すまいに関わる者として、
「”お客様へどのようなすまい”を、これからご提案していけば良いのか?」、と考えます。
すまいの建築計画は、新築、中古、リフォームと、多種多様。
その計画によって、今までとはちがう提案が必要、と感じています。
たとえば、、リフォームは、ずっと『 増改築 』とネーミングされてきました。
でもこれからは、「一人ひとりの専有面積が増えて、部屋数が減る『 減築 』の時代」と思います。
さらに、「新築や中古住宅では、どう思うのか?」は、次回にしたいと思います。
みなさんは、これからのすまいはどのように感じられますか?
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