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ウッドショックの価格上昇・インフレ&デフレの話

2022.06.03

小池 康也

Yasunari Koike

今日の投稿は、ここ最近のウッドショック価格上昇とインフレ、デフレについての話題です。

◾️ウッドショックで倍になった
ご存じの通り、コロナ禍によるウッドショックが起きて木材価格が高騰しました。
感覚的なところですが、コロナ前との2倍程度になったと思います。
さらに、このウクライナとロシアの戦争によっても、合板価格の高騰が続いています。
◾️現役世代は未体験ゾーンへ突入
さて、
ここまでの価格上昇は誰も経験した事がないので、世の中はうろたえてしまいます。
私が大学卒業して住宅業界に入ったのが、バブル崩壊の1992年です。それから、はや30年年経過しましたが、この「失われた30年」はデフレでしたので、価格はずっと上がらないのがデフォルトの世の中でした。
つまり、私よりも若い世代はデフレしか知らない訳です。
デフレこそ日常であり、価格上昇のインフレは異常事態なわけですから、日本中が狼狽えるのも当然な訳です。
◾️日本はコスパ過剰の国に
さて、この価格上昇したものが、反転して価格が戻るかと言うと、それは難しいと思います。
世界的に日本は、この失われた30年の結果によりスーパーコスパの良い国になっていますので、バランスを見れば戻るのは難しいですよね。
◾️稼ぐには魅力少ない国
日本は、今となっては人件費も安い国になってしまっていますので、既に中国企業の下請けになっている現実もある様です。
人口減少が続いていますので、外国から出稼ぎに来て欲しいけど、このままでは、稼げない日本には外国から人も来て貰うのも難しい状況になっています。
◾️緩やかな物価上昇こそ、健全なこと
ですので、
世界と合わせた物価上昇は、国力としても必要なわけですね。
結局は、物価も上がって人件費も緩やかに上昇して、世の中の人もお金を使って資金が循環して行くのがデフォルトになる必要があります。
 安倍政権でも、2%のインフレターゲットが掲げられていましたが、その様な緩やかな物価上昇ですね。
 しかし、この30年間で染み付いた考え方と行動が変化して行くのには、少し時間がかかると思います。
◾️アメリカは10%のインフレ
現在、円安が続いています。
恐らく、これも当分は戻らない、というか、もっと進行するかもしれません。
現在、このウクライナ・ロシアの戦争で、アメリカの物価は、年率10%程度のインフレになっている様です。
 そこで中央銀行が利上げしていますので、資金がどんどんアメリカに集まっていて、日本の円の価値も下がって来ています。
 そんなロジックで見渡すと、物価がぼやぼやしている日本の貨幣価値はさらに円安に進行して行く様に思えて来ます。
 さて、日本も円安が進んだら構造を変化させて行くと思いますが、それもすぐには難しくて時間が必要です。
◾️価格は戻らない
 話が脱線してしまいましたが、上がった価格は下がることは無さそうであるし、価格も所得も少しずつ上昇して行くことが望ましい。
 住宅も、ローコスト住宅、スーパーローコスト住宅という分野がありましたが、今後はそう言った住宅は少なくなると思いますし、もう無理なんだと思います。
◾️住宅取得は早い方が良い
 住宅取得は、遅いよりは早くが良いのは、間違い無いと思います。
 現在は、給湯器、洗浄便座、IHヒーターなどの欠品や遅延が続いていますが、共通しているのは安価な半導体などが使用されている機器類だという事。
 これは、半導体や電子部品があまりにも安くなりすぎてしまって、組み込みに必要な半導体を生産する企業が少なくなる。
 経営も大変なので、メーカー側は、カンバン方式のような形で徹底して在庫も少なくして経営を回して行く。なので、今回のような騒動があるとパンクしてしまいます。

 つまり、製造コストなどを考えれば、材料や機器類の価格上昇は、今後は更に進んで行くと思われます。

◾️不動産の価格
不動産価格は、当分はこのままとは思います。
中長期で見ると、人口集中、物価上昇に伴う価格上昇の面もありますが、人口減少による空家対策が相殺して行くのかもしれません。
この辺は、政府の不動産対策などで期待したいところです。
今回は、最近感じていることをツラツラ書きました。
おわり

小池 康也

Yasunari Koike

趣味:

ソシアルダンス、パーソナルジムで筋トレ、レイトショーで一人映画鑑賞、美しいものを眺めること

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