小池 康也
Yasunari Koike
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BLOG
2006.05.12
小池 康也
Yasunari Koike
無添加住宅の特徴でもある
『無添加住宅の素材』について実験をしました。
①最初に『室内の壁面部分』についてです。
無添加住宅の場合は、皆さんご存知の『漆喰』を塗っています。
調湿性、耐久性に優れていますが「耐火性」についての実験です。
漆喰をバーナーで炙っています。黒く焦げますが、燃え上がる事はありませんでした。
炙った後も香ばしい美味しそうな匂いがします。
ビニールクロスも同様に炙ってみました。「準不燃、F☆☆☆☆」規格のクロスです。
炎が大きく上がり黒煙が出ました。鼻を突く臭いがします(くさいです)
バーナーを外してもしばらくは燃えていました。
お客様へ「昔のお城も外壁は漆喰で出来ていました。古くから使われていたんですね」などと説明していましたが、
今日旧職場の後輩から、
「漆喰といえば、極彩色の壁画で知られる明日香村のキトラ古墳も漆喰の上に書かれていたんんですよね」と教えてもらいました。
本当に勉強になります。
②次に、『室内の床部分 フローリング』についての実験です。
皆さん意外とご存じないのですが、
一般的に使われているのは集成のフローリングです。
(私の自宅も集成フローリングです、念のため)
断面をご覧いただくと分かるのですが、集成フローリングは合板の上面に0.3mmのスライスした木を貼り付けています。
左は、天然材の無垢フローリングです。
サイズも全く違い、集成タイプは約30センチ×180センチが一枚になっています。
無垢タイプは、一枚一枚の板になっています。
材料費はもちろんですが、大工さんの手間も違いますね。
フローリングに金槌でたたいて、こんな傷をつけました。
水を浸します。
乾燥させると元に戻りました!
でも、う~ん、写真だとこの感動が伝わってきませんね。
金槌の跡が付いて少し黒いですね。繊維は元に戻りました。
集成フローリングも、凹んだ所に針をさして水を浸み込ませてやってみましたが、あまり上手くいきませんでした。(上手くやるともう少し復元するらしいです)
③最後に、『断熱材』として使用している「炭化コルク」をバーナーで焼きます。
炭なので、もちろん燃え上がることもありませんでした。
写真だと、コルクが赤くなっていますがバーナーで焼くのをやめるとすぐに戻り
手で触れて確認することも出来ました。
一般的な断熱材として使われている、グラスウールやスタイロフォームなどをバーナーで焼くと、融けてしまうらしいのですが、近くに材料が無く次回やることにしました。
(他の断熱材については、またご報告いたします)
ところで、
先日のブログでも取上げた「電磁波」についてなのですが、
「炭」が電磁波を吸収する性質があるとの記事も目にします。
実は、全国の無添加住宅の代理店さんから
『展示場に行くと携帯電話が入りにくくなる』との報告が寄せられていて、無添加住宅でも「炭と電磁波」について興味を持っています。
でも、普段電波状況の悪いFOMAだけは調子が良い」との報告も入っているらしいです。
(科学的に証明されているものではありません、念のため・・。)
工事途中の炭化コルクをはった現場に行きましたが、
「空気が澄んでいる」とすぐに感じることが出来ました。
実際に実験している際は、スタッフも『明らかな素材の違い!』に興奮していたのですが、
私の伝え方がうまくないせいか、文章と写真になってみると迫力がないですね
(残念です、グシュン)
是非皆さんも体感してみてください
皆さん、無添加ギャラリーへおいでの際には、是非体感してみてください。
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