小池 康也
Yasunari Koike
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BLOG
2008.06.08
小池 康也
Yasunari Koike
肩の力を抜いて、今回は本のおはなし。
その名も
『KY式日本語 ローマ字略語がなぜ流行るのか』
(北原保雄 編著)
ところで、一世を風靡した「KY=空気読めない」ですが、
「2007年夏、時の内閣を評して「KY内閣」という言葉がメディアを乱れ飛んだ」
がそもそものきっかけらしいです。
「そもそも、KY式日本語はずっと存在していた!」というのが紹介されていて、
NHK = (日本放送協会)
SKD = (松竹歌劇団)
KK = (株式会社)
などが市民権を得ている”KY語”と言われれば、
「なるほど、そうかも・・」と感じます。
更に、時代をさかのぼると旧日本海軍では
MMK = (もててもてて、困る)
FFK = (ふられてふられて、帰る)
などが使用されていたらしい、です。
時代を感じさせつつ、どことなく可愛らしさまでも感じてしまいます。
私が勝手に決めた、
この本の中の”グランプリ・KY語”
【 PSI 】 = パンツに、シャツイン
(お父さんたち、注意しなければいけませんね。)
本書で紹介されているKY語の数々です。
■接待編
【 HG 】 = 掘りごたつ(少し長い時間でも姿勢が保てます)
【 SK 】 = 下ネタ禁止(駄目な場合もあるんですね)
【 MB 】 = 無口な部長(盛上げに苦労します)
■飲み屋編
【 JA 】 =人生の味(しみじみですね~。熱燗が似合います)
【 SI 】 = 最後の一杯(終わりにしたい時には、役立つかも・・!?)
【 MB 】 = マイクがベトベト(カラオケ好きの方で、汗かきの方は注意!)
【 JG 】 = ジジ殺し(テレサ・テンに代表されるカラオケのレパートリー)
■終電編
【 IC 】 = いちゃつく中年(見られたら、死にたくなります)
【 ZZ 】 = ズラが、ずれている(本人は一生懸命です)
【BMW】 = バカ丸出しの若者(いつの時代も、若者はバカが大事です)
【 HO 】 = ひょっとして男・・?(これは、重宝する可能性あります)
思わず、笑ってしまいながら読み進みました。
KY語 = 時代を楽しみ、時代を映し出す日本語、なのかもしれません。
ところで、この編集をされた北原保雄氏は、前筑波大学学長というお堅い履歴をもつ方。
「まじめに、こういうこと調べているのかぁ」と
感心しながら、略歴を読み進むと、出身が私と同郷(新潟県柏崎市)で、更にびっくり!
偉大な先輩にめぐり合った気分でした。
皆さんにも、頭をからっぽにして、“笑いたいとき”にはお勧めの一冊です。
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