◾️心とカラダのあらゆる問題は、「腸」に通じる!
身体の問題が心に影響する事はご存じでしょうか?
例えば、「うつ」や「イライラ」「無気力」と言った心の問題も、実はカラダの不調に端を発しているケースは少なくありません。
腸は、特に脳と迷走神経を通じて腸と双方向で連絡を取り合う【脳腸相関】の関係にあります。
「うつ」の患者には便秘や下痢が多いというデータも報告されていますし、腸内細菌が生み出した有害物質が脳に達して認知症を招くとも言われています。
つまり、腸内環境の悪化が脳に影響して、心の問題を引き起こすことがあるのです。
腸の悪玉菌が増える事で、ガンの原因になる事もありますし、アレルギー、肌荒れ、肥満に至るまで「心とカラダのあらゆる問題は、腸に通じる」と言っても過言ではありません。
◾️100兆個の細菌が存在する「腸内フローラ」
腸内の環境を左右するモノ。それは約100兆個存在する【腸内細菌】です。
腸内細菌は、宿主である人と共生関係にあり、食物から得る栄養素で発酵する事で増殖。人体の機能に大きな影響を与えています。
腸壁の粘膜にびっしりと生息して、まるでお花畑(フローラ)の様に見えることから「腸内フローラ」と呼ばれて、なんと総重量1.5kgもあります❗️(1.5Lペットボトルと同じ💦)
お腹にあるお花畑↓↓↓
◾️善玉菌&悪玉菌、そして大多数の日和見菌
腸内細菌は、約2割の「善玉菌」、約1割の「悪玉菌」、残り7割は優勢な方に味方する「日和見菌」に分けられます。
この比率が逆転し、悪玉菌が優勢となると、腸内環境が一気に悪化して、さまざま弊害が起こります。
◾️幸せホルモン「セロトニン」の9割は腸で作られる!
腸の調子が悪く悩んでいる方の多くは、やはり表情が暗く、元気がありません。
実際に、うつ病の患者には、便秘や下痢が多いとのデータもあります。
人間の情緒に影響するホルモン「セロトニン」は、幸福感との関連があることから「幸せホルモン」と呼ばれています。
実は、セロトニンの9割が腸で作られています。
つまり、腸は幸福で安定した精神状態にも大きく影響していると言えるでしょう。
◾️肥満は感染する⁈太らせ菌「ファーミキューテス」の恐怖
食事制限や運動をしているのに痩せにくいという場合があります。
その場合、腸内細菌の「太らせ菌」がダイエットの邪魔をしているかもしれません。
太らせ菌「ファーミキューテス」の細菌グループの割合が多いほど、肥満になりやすいと言われています↓↓↓
◾️取り上げてくれた最初の人の体質に💦
無菌状態で生まれた赤ん坊は、親や産科医など最初に触れた人から腸内細菌に感染します。
もし、ファーストタッチした人が、ファーミキューテス多めの肥満体質の人であれば、その子にもそれが感染し、太りやすい体質になってしまうのです!
米国で、太った産科医に取り上げられた赤ん坊は肥満になる事が多いというデータがあるほどです。
ちなみに、痩せ型の人には「バクテロイデス」という細菌の割合が多く、食べても太りにくい体質になるとされています。
◾️まとめ
このファーストタッチの太らせ菌には、衝撃受けます💦
どんなに除菌しても、我々の身体の中には、100兆個の細菌が存在しています。
しかも、善玉菌とを増やして付き合うことが、心と体に良い!ってことですね。
幸せホルモンも、脳で作られていると思ったら、【90%は腸で作られている!】という事実に衝撃を受けました。
実は、この菌というテーマを教えてもらったのは、無添加住宅開発者の 秋田前社長です。
秋田前社長は、本当にユニークな発想の方だったので、『建築を菌で考え提案する方』だったのですが、突き詰めていくと、この菌という存在に気が付きます。
では、どうすれば腸が調子良くなるのか?
は、いずれご紹介します。
各種の本が言っていることは、全て共通しています。
今日は、腸と菌のお話の本でした♪